(ボディサバつづき) |
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34 車のかげ(外・夜) 銃声「ドキュー!」 弾が、車にあたり、火花が。 車のかげで、うろたえるタカギ。 タカギ「くそっ!! だれだ!!」 ----------------------------------------------(28) 車の陰から出ようとすると、 銃声「ドキュー」 タカギ、あわてて、車のかげにもどる。 そのとき、ころんで顔を地面で打つ。 タカギ「いってー」 闇の中で、コートから銃を出すタカギ。 銃で何発か発砲し、応戦するタカギ。 暗闇に銃声が響き渡る。 車の陰に隠れながら、銃声のする方を、 うかがうタカギ。 タカギの肩に、誰かがポンと手を置く。 びくっとして振り返るタカギ。 鼻血が垂れているタカギ。 肩をたたいたのは、マグレガー。 マグレガー「なんて顔だ。前はケチャップだったが。 今回は深刻そうだ」 タカギ「顔を地面で打ちました。ギャグはやめてくだ さい。ほんとに深刻な状況です」 ---------------------------------------------------(29) マグレガー「そこの角で銃声を聞いてな。来たんだよ。 ジョン、君は命拾いをしたぞ」 タカギ「なにがですか」 マグレガー「私が来たからだよ」 (さらに)銃声「ドキュー」 タカギとマグレガーの側で火花散る。 タカギ「つきあってられません。やばすぎです」 タカギ、さらに銃声の方向に何発か打つ。 相手はさらに撃ってくる。火花散る。 マグレガー「君の銃の腕前は、はっきり言って最悪」 マグレガー、コートから自分の銃を出す。 マグレガー、一瞬、車のかげから身を外へ出すと、 一発打つ。 とおくのしげみで叫び声 声「アアア!!!」 あぜんとするタカギ。 タカギ「そうでしたね・・・、あなたはオリンピック 射撃・合衆国代表だった・・・」 マグレガー「・・・だが、やはり、腕が落ちた。 やつを逃がした。弾は、やつのどこかに当たったが、 やつの動きを止められなかった」 -----------------------------------------------(30) 35 ストリート(夜) タカギとマグレガーが、車の陰を出て、 銃声がしていた、しげみに近づく。 しげみの辺りを見回すタカギ。 タカギ「ここに血が落ちてます」 マグレガー「やはり逃げられたか・・・」 タカギ「マグレガーさん、あんたを、すこし尊敬しましたよ。 ただの中年じゃなかった」
36 車の中(昼) 助手席に座るタカギ ハンドルを握るマクレガー タカギ「例の浄土真宗の寺についてですけど、どうやらサン フランシスコにはないようです。」 マクレガー「むう、それは困ったな。」 目を輝かせながら、 タカギ「でもネットで、サンフランシスコ・ベイエリアの 日本仏教、・・・と検索したら、1つ、あやしい所 がありました。マリンカウンティーの郊外のほうに、 いまどきのヒッピーの集落があるんです。 それが、日本仏教の思想をベースに、自給自足の コミュニティーを形成してるんですよ」 マクレガー「ほう!」
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11月25日(金) | トラックバック(0) | コメント(0) | 進行中プラン(著作権は高嶺&ルウヴィ) | 管理
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