LOUVY PLANS
 
THE SCRIPTS
 



(ボディサバつづき)

-----------------------------------------------------------------------(51)
マイク(グンダリ)とタカギが、
マグレガーの正面から歩いてくる。
  マイクの足に包帯が巻いてある。
マグレガー「おはよう、マイク、ジョン」
  マグレガー、しばし、マイクの足を見、
マグレガー「マイク、どうしたんだ、その足?」
タカギ「サーフィンで、ケガしたんだってさ」
マグレガー「マイク・・・、気をつけてくれよ。
 君は重要な戦力なんだから」
  マイク苦笑い。
マイク「そうですね・・・」
マグレガー「では、・・今日もがんばろう!!」
  マグレガー、マイクの肩をたたき、
  去る。
タカギ、マイク、そのまま、廊下を
直進。
タカギ、振り向き、マグレガーを呼び止める。
タカギ「マグレガーさん、今朝は上機嫌ですね。
 顔がニコニコですよ。新しいガールフレンドですか?」
マイク「ほんと、マグレガーさん、めずらしくニコニコ。
ヤクでも始めましたか? ジョークだよ、フフ・・」
----------------------------------------------------------------------------(52)
タカギ「洞察力はなくさないでくださいよ。あの事件、
・・・先は長そうですし」
マグレガー、まかせとけ、という感じで手を振る
タカギ「僕ら今、ウェイクアップ・コーヒーを
買いに行くとこなんです。マグレガーさんは、
何か要ります?」
マグレガー「エスプレッソ、たのむ」

  警察署(外観)
  タイムラプス(早送り効果)で一気に夜になる。


51 新聞社の外(夜)
正面玄関から中年の男が出てくる。
肥満気味の大男。酒でも飲んでいるのか、顔が赤い。
手に車の鍵をちゃらちゃらさせながら、
男「今日も仕事がんばった、がんばった~。」
歩き始める。
脇に黒人のホームレスがいる。車イスに座っている。手にはカップ。
----------------------------------------------------------------------------------------(53)
ホームレス「・・だんな、だんな、小銭をめぐんでくだせえ」
中年の男、軽く一瞥し、無視して歩き続けていく。
ホームレスの男のアップ。フードをかぶっており、
表情は読み取れない。

52 新聞社の裏にある駐車場(夜)
真っ暗だが、ところどころ電気がついている。
かすかな光に照らされている20ダイほどの車。
入り口から、中年の男が口笛を吹きながら歩いてくる。
自分の車の前に来、ドアを開ける。
車内に入ろうとしながら、ふいと脇を見やる。
車のイスのホームレスがすぐそばにいる。
中年男、驚きの表情。
ホームレス「、、だんな、、だんな、、めぐんでくだせえ、、。」
驚きながらも、気を取り直し、、
男「、、いくらだ?」
ホームレス、にやりと笑い
ホームレス「$2million ほどくだせぇ。」
驚き
男「な! ふざけるな!」
男、無視ながら、荒々しくホームレスの目の前で
ドアをしめる。
--------------------------------------------------------------(54)
車内、男タバコに火をつけながら
男「とんでもない野郎だ、、。」
当然、どでかい手が窓ガラスをぶち破る。
男、声をあげる間も無く、窓ガラスから引きずり
下ろされる。
目の前に車イスのあのホームレス。
ホームレス、車椅子から立ち上がる。
中年男、地面に這い蹲りながら、見上げる。
ホームレス、見上げるような大男。
ホームレス、フードを上げる。
黒人の屈強な体格をした大男(コンゴウ)
中年の男「!」
コンゴウ、男が落としたタバコを拾い、口にくわえる。
コンゴウ一服する。
男立ち上がろうとする。
コンゴウその襟首をつかみ、むんずとつかみあげ、
自分の目の高さにまで持ってくる。
男の足が宙に浮いている。
コンゴウ、タバコを口に挟みながら、左手で男の襟首を
つかみ、右手を大きくふりかぶる。
大きなスウィングの後、大きな右拳を中年の男に叩きつける。
------------------------------------------------------------------------------(55)
男、十メートルほど吹っ飛ぶ。
血まみれになった男の顔面。
男「ゲフッ!!」
男、血を吐く。血たまりの中に十本以上の歯。
コンゴウが近づいてくる。
コンゴウ、歩きながら、両手に黒いグローブをはめる。
コンゴウ「$2million。 これがてめぇの値段だ。 
さっき払っておけばよかったのにな。」
男、腹ばいになりながら、何とか逃げようとする。
コンゴウ追いつき、男の右手に手を掛ける。
コンゴウ、思いっきり男の右手を引っ張る。
何かが砕けた音がする。
男「あぁ。」
コンゴウ、男の身体を片手だけで、宙に持ち上げる。
そして、そのまま地面に叩きつける。
血飛沫が飛び散る。
男「あぁ~。、やぁめぇろぉ。」
コンゴウ、今度は男の左足に手を掛け、
そのまま宙に持ち上げる。
逆さになる男。



Nov.25(Fri) | Trackback(0) | Comment(0) | 進行中プラン(著作権は高嶺&ルウヴィ) | Admin

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