リコールFROM80s |
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| 51 白壁の家(エスタブリッシュ・夜) 虫の鳴き声が、聞こえている。 月明かりがくっきりと美しい。
52 居間(内・夜) 電話が鳴る。 誰もいない居間、キッチン・・・。 ロベルト、居間に入る。 ロベルト、受話器を取る。 ロベルトのモノログ「ドイツからの、お尻の大きな少女が、その6月のある夜、ボクに電話をかけてきた。養父母は、サーカスを見に行って留守だった。彼女は、ボクを、宿泊していたホテル「宝石」の部屋へ呼んだ」 (フェードアウト)
53 クララの部屋のドア前(内・夜) (フェードイン) ドアをノックするロベルト。 ロベルトのモノログ「心を躍らせながら、彼女の居る部屋のドアをノックした」 ドアが開く。 クララは、ロベルトをを部屋の中に入れる。 クララ「今日は、お父さんが、バーに行ってしまって居ないの」 彼女は、やや、笑みを浮かべて言う。 クララ「ワタシさびしいの」 クララは、ベッドに座っているロベルトの傍らで眠りに就く。 ロベルトも横になり、彼女の傍らで眠りに就く。 ロベルトのモノログ「夢の世界に入る前に、ボクは彼女の名前を尋ねた。彼女は小さな声で答えた」 クララ「わたしの名前は、クララ。クララ・シュミット……」
54 ホテル(外観・朝) 朝もやに包まれたホテル「宝石」
55 クララの部屋(ベッドルーム・朝) 朝日の光が室内にも入り込んでいる。 ドボドボ・・・というシャワーの音。 ロベルトのモノログ「翌朝、ボクは、シャワーの音で目覚めた。その部屋のシャワーは、ドボドボと、かなりうるさい音を出すモノだった」 半ドアになっているシャワー・ルームのガラス扉。 ベッドで、それを見ているロベルト。 ドアから全裸のクララが出てきて、彼女はそのまま、ティーを入れて飲む。 彼女の後ろ姿を眺めるロベルト。 ロベルトのモノログ「彼女は、まだボクが寝ていると思っていたのだろうか?ボクは全裸の彼女の大きなお尻を眺めてた」 そうしていると、彼女はもう1杯ティーを入れる。 そして、ロベルトに向き直り、それを運んでくる。 クララ「はやく起きて! お父さんが戻って くるから!」 ロベルトはティーを飲み干すと、部屋を出る。
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Dec.12(Mon) | Trackback(0) | Comment(0) | リコールFROM80s | Admin
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