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Show by --/2005

リコールFROM80sプラン

96 港(外・朝)
 港を出る客船、ネオ・コンセプト号。

97 ネオ・コンセプト甲板(朝)
  アカワが手すりに寄りかかっている。
  となりにロベルトとクララがいる。
アカワ「ネオ・コンセプトか・・・、いい名だ・・・」


98 船内バー
  チャンとカールトンがカウンターに居る。
ロベルトのモノログ「ドクター・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアも、同室だったが、彼は、ワイン好きで、ボクの記憶では、彼は、ミステリアス・チャンと、客船バーのカウンターで、ずっとワインを飲みながらおしゃべりしていた。ミスター・アカワは、1800年代の探検隊長になったような気分の表情で、船旅を楽しんでいた」
カールトンと乾杯するアカワ。

99 夕暮れの海原
  夕暮れの太陽が海に沈もうとしている。シルエットになったネオ・コンセプトがゆっくりと進んでいく。
ロベルトのモノログ「これから、どんな人に出会うのか? 本当にイスタンブールに行けば、ミステリアス・チャンのボーイフレンドが描いた絵を見つけることが出来るのか? ボクにとっては、目的は、どうでもよかった。ただ、旅を楽しんでた。甲板から見た海は広く、美しかった」
  海を見ているロベルト。
ロベルト、すこし離れた所で、ミスター・アカワが心地よい潮風を受けながら、NEWSWEEKを読んでいるのに気付く。
ロベルトのモノログ「ミスター・アカワは、1948年日本生れ。その昔、旧日本政府の軍隊は、アメリカ合衆国の港を攻撃した。そして、2国間の戦争が始まり、1945年に旧日本軍は敗戦した、と世界史のクラスで聞いた。戦争で荒廃した日本が復興に向けて動き出した頃、この世に生を受けたミスター・アカワのジェネレーションは、アメリカ合衆国に憧れる、戦後日本人のジェネレーションだ。1986年当時までには、日本のインダストリアル・プロダクトは、世界で、優れたものとして認知されるようになっていた。日本のイメージはハイテク・プロダクトのイメージに変わった。ボクは、WALKMANを持っていた」
  ウォークマンをポケットから出すロベルト。
  甲板に居るアカワにチャンが近づく。
  それを見ているロベルト。
ロベルトのモノログ「ミスター・アカワは、当時38才。その時推定年齢34才の、ミステリアス・チャンと彼が共に居ると、2人の光景が、恋人どうしの光景のように見えることもあった」

100 ギリシア本土の港(夜)
  ネオ・コンセプト号は、陸に着く。
夜の港に降り立つ、5人。



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101 駅(夜)
  長距離列車に乗り込む、5人。
  走り出す列車。  
ロベルトのモノログ「そこから、ボクたち5人は列車に乗り、東ヨーロッパを抜け、イスタンブールに到着した」

102 イスタンブール(朝)
カールトン「マーケットに、あの絵がある」ロベルトのモノログ「そう主張するドクタ
ー・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアと共に、無数のテントが立つ、雑踏すさまじいストリートを、ボクたちは歩きまわった」
人にぶつかりながら、5人が、マーケットを歩いている。
ロベルト、珍しい景観に、きょろきょろ。

ロベルトのモノログ「ドクター・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアは、実は、細かい行動を、皆に知られずに、する所がある、と分かった」

103 フラッシュバック(船内)
 カールトンが、船内バーで、ワインを飲んでいる、・・・となりの席のチャンと、おしゃべりに興じながら。
チャンは、30代だが、笑顔がかわいい。
やがて、そこにアカワが来る。
カールトンは、思い出したように、席を立つ。
チャンとアカワに手を振って去るカールトン。
船内廊下を歩くカールトン。
ネオ・コンセプト号内で、彼は、1人のセーラーマンを見つける。
カールトンはセーラーマンに話しかける。
セーラーマン室に入るカールトン。
ロベルトのモノログ「そこで彼は、ビデオデッキとテレビを使用する許可をもらったらしい。1年前ボクが撮影した、盗まれたヌード画を含む数点の絵画の映像が入ったビデオカセットを、ドクター・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアは、旅に持ってきていた。それを、セーラーマン室のビデオデッキでPLAYし、モニターテレビ画面を、ポラロイドのインスタントカメラで撮っていた。そうやって彼は、チャンのヌード画の写真を作ったのだ」

104 イメージ(細かいカットの連続)
VHSビデオカセット(PAL)を取り出すカールトン。カセットをデッキへ。そしてPLAY。モニタ画面に映る絵画群。早送り。盗まれた絵の所でポーズ。
ポラロイド写真機でモニタ画面を撮るカールトン。インスタント写真が出てくる。次第に浮かび上がるチャンの絵画。

105 イスタンブールのマーケット(朝)
ドクター・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアは、そのポラロイド写真を、マーケットの売者たち1人1人に見せて、絵画の行方を追う。
カールトン「このフォトグラフの絵が、このマーケットへ来たとボクは思うんだが。キミたち、この絵に心当たりはない? あったら、教えてもらえないだろうか」
  雑踏にまみれている5人。(ロベルト、アカワ、カールトン、チャン、クララ)

大声「その絵は、サンフランシスコから来た人物が買っていった!!」
ロベルトのモノログ「誰かが大声で叫んだ」
  声の方に振り向く5人。
ロベルトのモノログ「ボクらが声のする方を見ると、1人の男がひとごみを逆流して逃げて行った」
  逃げる男。
 チャンが、追いかけようとする。
アカワ、それを制止。
アカワ「追わない方がいい。彼自身が、絵を盗んだ本人だろう。そして彼は、あの絵を、すでに売ってしまった、サンフランシスコから来た人物に。 …そして、その人物は、観光客だった。だから、あの男を追っても、今、絵がある場所は分からない。彼は、ただの泥棒だった。美術品に対して目利きだったが」
  チャン、ためいき。
チャン「もう、いいわ。絵はあきらめる。あとは、イスタンブールの街を見ましょ」
ロベルトのモノログ「チャンの執着心のなさから、ボクはその生き方に共感したが……、旅は観光となった」
  異国情緒のあるイスタンブール市街。
  陽光に照らされる海の街。
ロベルトのモノログ「やがて、皆、それぞれのホームタウンへ帰った。クララ・シュミットとボクは短い間、恋人どうしだった。やがて5人は会うことがなくなり…、16年の時間が過ぎた」



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106 スーパー「2002年」

107 ゴールデンゲート・ブリッジ(昼)
 青い空。
 赤い橋。
 ひげ面のロベルト。
ロベルトのモノログ「ボクは、32才になっていた。養父母は、ギリシア・クレタ島で元気に暮らしていた。ボクは、アメリカ合衆国に渡り、ノーザン・カリフォルニア、バークレーで映像コンテンツ制作を仕事にしていた。バークレーからサンフランシスコはすぐだ。ボクは時々、サンフランシスコ、チャイナタウンで食事をした。ボクは、チリオイルをたっぷりかけたバーベキューポーク・フライドライスを好んだ」

108 チャイナタウン(夜)
  ネオンの街。

109 中華料理店(内・夜)
 フライドライスを食べるロベルト。

110 中華料理店(外・夜)
  ロベルト、店から出てくる。



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111 チャイニーズ・ストリート(夜)
 一人歩くロベルト。
ロベルトのモノログ「その夜、ボクは、ディナーのフライドライスを食べ終えると、アジア人ばかりが行き交う、奥のストリートを1人歩いた」

112 アンティーク店(外・夜)
  ロベルトは、いつの間にか、ストリート
の一軒のアンティークショップの前に立っている。
アンティーク店のショウ・ウィンドウに置いてあるのは、80年代映画のVHSビデオカセット群。
見入るロベルト。
ロベルトのモノログ「そこにあったのは、なつかしい80年代の映画ビデオだった。エイティーズ映画ファンのボクは、ノスタルジックになり、店のドアを開けた」
  
113 アンティーク店(内・夜)
その店のアンティーク展示室の中を、ぶらりと歩くロベルト。
その足どりがとまる。

ロベルトのモノログ「ボクはそこで思いがけないものを見つけた。まるで、再会したかのようだった。16年前に行方が分からなくなった、あの、チャンのヌード画が、壁にぽつんと立て掛けられていた!
ボクは、思い巡らせた……。どういう経路で、ここまでたどりついたのだろう?」
チャンの絵を見るロベルト。
一瞬、思い出にふけり、ポロッと、なみだを流すロベルト。
時間がとまる。
絵の中のチャンの腰のタトゥーもきれいに残っている。
ロベルトのモノログ「チャンの腰にあるタトゥー……、輪になったトゲ付き薔薇の茎が、その内側デザインを囲っている……。むかしのままだ」
ロベルト、微笑。

ロベルトのモノログ「チャン本人と最後に会ったのは、もうはるか昔だった。
2002年……、チャンは50才になっているはずだった。もう、盗まれた絵のことなど気にもしないだろう」
中国人らしいマスターが、ヌード画を見ていたロベルトのそばに来る。
マスター「お客さん、その絵を気に入ったんだネ?」
ロベルト「いくらなの、マスター?」
マスター「今、いくら持ってる?」
ロベルト「200ドル…」
マスター「それでいいヨ。キミ、そのタトゥーに魅了されたネ?」
マスター「ええ」
ロベルトのモノログ「図星だ。描かれていたタトゥーは、何かの意味を持っているようだった。それが、ボクの確信だった。


114 バークレー・アパート前(外・夜)
  ロベルトの車が停車する。
ロベルト、トランクから絵を出す。
ロベルト「サタデー・ナイトか・・・。絵の中の女性と過ごすのもいいかもな」

115 アパート(内・夜)
  室内ライトが点灯。
  ロベルトが絵をかかえて、入ってくる。
 絵を、壁に立て掛ける。
そして、じっと絵を見る。
ロベルト「ノドが渇いた」
ロベルト、立ちあがり、ビン・コーヒーを持ってきて飲む。
ロベルトは、コーヒーをすすりながら、絵の中のタトゥーを見続ける。
意味ありげのタトゥー。
ロベルトのモノログ「結局ボクには、そのタトゥーのデザインが何を表わしているか分からなかった。そして、フロアの上で寝てしまった」
  フロアに倒れて寝ているロベルト。



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116 朝のノースバークレーMLKウェイ
  ウォークマンを抱えて、若い女性(学生)が走っている、・・・バックパックを背負って。
ロベルトのモノログ「翌朝、9:30頃だった。あるUCバークレーの学生が、表ドアのブザーを鳴らした。彼女は、FILM STUDIES(映画研究科)の学生で…、ときどきボクを訪ねた」

117 アパート内(朝)
  ドアのブザーの音。
  ロベルト、目を開ける。
  
118 アパート外観(朝)
ロベルト、窓を開けて、手を振る。
ウォークマンの女性「ハーイ、ロベルト!」
ロベルト「ヘイ、・・・サラ・サイゴン、早いね」
サラ「キミが遅いのよ」
  無邪気に笑うサラ。
ロベルトのモノログ「サラの両親は、ベトナムから、U.S.A.へ来た。彼女の両親は、来たばかりの頃、言葉を学習するため、ハリウッド映画を沢山見た。そして、それが彼らの趣味となり、毎週金曜2人で映画に行く。その影響で、サラは映画好き。ハリウッド映画をよく見るらしいが、FILM STUDIESを専攻するようになってのち、ヨーロッパ映画やアジア映画も見るようになった」  
  窓からあたりを見回すロベルト。
  太陽がまぶしい。
サラ「なに、ぼーっとしてんの? そっちにいくよ!」
ロベルト「あ・・・ああ・・・OK」

119 アパート内(朝)
  朝日が差し込んでいる。
  窓からの風がカーテンを揺らす。
  壁にはられた、B級映画のポスター。
  テレビは、すなあらし状態・・・。
 無造作に置かれたビデオカメラ。
ロベルトのモノログ「ボクは、映画界へのあこがれから、ハイスクールを出ると、映画制作を専攻した。商業的に成功する映画を作りたい、と思っていたが、実際には、そのような脚本を書けずにいた。サラはボクの事を本に書こうとしてた。彼女は、ボクがハリウッドのディレクターになるまでのバイオグラフィを書いて売り出すのだ、と言った事があった」
  ねぼけた顔のロベルト。  
サラがアパート内に入ってくる。
ロベルト「今日も、わけの分からないインタビュー・タイム?」

サラ「今日は、キミをインタビューなんかしない。すごい映像を手に入れたの! それ、見て」
  VHSテープをロベルトに差し出す、サラ。
  ロベルト、テープをデッキに入れる。
  突然、テレビ画面に映る、反重力飛行をしている宇宙船の映像。
ロベルト「サイエンス・フィクション映画?」
サラ「ほんものよ」
ロベルト「よくある3D・コンピュータ・グラフィックス・アニメーションを実写映像に合成したものじゃないの?」
サラ「ほんものを撮影したらしいよ」
 
120 テレビ画面
反重力飛行をする宇宙船は……、早朝のゴールデンゲート・ブリッジのサンフランシスコ・エントランス上空に浮かんでいる。
やがてカメラが、ズーム・イン。
TVモニターに、宇宙船が大写しになる。宇宙船の細部が見える。
ロベルトのモノログ「ここまでは、・・・ボクは、この映像が、とてもリアルに作られたコンピュータ・グラフィックスだと思っていた・・・。宇宙船に、いくつか窓がついていた。カメラは、その1つを大写しにした。宇宙船の窓に人影が見えた。オート・フォーカスが、その人影をフォーカスした」
宇宙船の窓の中の人物、・・・それは、あのチャン!
ロベルト「チャン!!」(大声で)



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121 アパート内(つづき)
ロベルト「チャン!!」
サラ「だ、大丈夫? ロベルト?」
ロベルト「チャン!!」
  驚きの表情のロベルト。
ロベルトのモノログ「さらに不思議なことに、チャンが昔のままだ……。
ビデオ映像のクオリティから判断すると、映像は新しい。
歳をとらないのか……?
彼女は何者……?
タトゥーは、いつ頃から、彼女にあったのか……?
とにかく、ボクは、彼女のタトゥーがはっきり描かれた絵を持ってる。
この宇宙船は本物……?
人類が作ったのか?
それとも、宇宙人?
撮影日は……? TVスクリーンの端に、2002年10月15日とある。
はじめは、リアルに見せるために、合成した日付だとばかり思っていた……」
ロベルトの驚きの表情を見つめるサラ。

122 モニタ
それから、カメラが引きの映像を、見せる。
宇宙船の下方から、「スタートレック」で見る瞬間移動装置のような光の柱が地面に降りる。
光の柱の中で、2人の人物が地面から、宇宙船内へ吸い上げられる。
その2人は……! なんと、ミスター・アカワと、そのワイフだ!
やがて、宇宙船は、空の彼方へ去った。

123 アパート内(つづき)
ロベルト「本物なのか……? この映像を撮ったのはだれ?」
サラ「UCバークレーに通ってる友達。早朝にジョギングしてる。その朝、たまたま、彼女の恋人が同行して、ジョギングしてる彼女を撮影してた……。その時の事らしい……。ビデオカメラを恋人から奪って、彼女、突然現れた宇宙船を撮った」
ロベルト「ボクは、宇宙船に乗って去って行った3人を知ってる。昔の知り合いだ」
サラ「うっそー」
ロベルト「間違いない」

124 ゴールデンゲート・ブリッジ(朝)
朝もやに溶け込んでいるブリッジ。
ロベルトがブリッジのサンフランシスコ側ゲートそばをうろうろしている。
ロベルト「この辺だった、・・・宇宙船が降りたのは」
上空では、合衆国軍のジェット演習が、ものすごい音を響かせている。
時おり、耳をふさぐロベルト。
ロベルト、上空の霧で真っ白の空を見渡す。
ロベルトのモノログ「それは、あくる日の朝だった。ゴールデンゲート・ブリッジは、よく霧に包まれて、視界が見えなくなる。その日は、かなりの濃霧で、目の前は真っ白。そんな日、宇宙船が飛行してたら、誰にも発見されないだろう……」
ロベルトは、完全に霧に包まれたゴールデンゲート・ブリッジの歩道を、マリン・カウンティの方向へと歩き出す。
やがて、霧の向こうから、こちらへ向かって来る人影が見える。
ゆっくりと歩道を歩いてくる。
ロベルトのモノログ「それは驚くべき再会だった。クララだ! 彼女は、10代の時の面影を残していた」
  クララも何か感じたようだ。
ロベルト「クララ!」
クララ「……ロベルト?」
  (2人は同じフレームに入る)
ロベルト「うん。クララ…、どうしてここに?」
クララ「ミスター・アカワの事、覚えてる? あの人が、ジャーマニーのワタシのアドレスを覚えてて、封書連絡をくれたの。2002年10月15日午前5:30に、サンフランシスコのゴールデンゲート・ブリッジへ、遠くから、ある人が来る、と。だけど、ワタシ、その時間に間に合わなくて……。今日20日でしょ。もう、その日を5日過ぎた。ワタシ、それで……、1週間くらい、サンフランシスコ市内に滞在することにしたの。今日はね、海を見たくてブリッジの歩道を歩いてたんだ」
  ブリッジを包んでいた霧が晴れる。
その時、聞き覚えのある声が聞こえる。
声(カールトン)「ロベルトとクララ!!」
ゴールデンゲート・ブリッジの歩道に現れた人物は……、ドクター・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアだ。彼の髪には銀髪がかなり混じった。
  カールトン、話を切りだす。
カールトン「いや、実はね…」
クララ「遅れたんでしょ?」
カールトン「そうです。アカワが言った時間が早くて寝坊さ。以来この辺うろうろ」

125 ベイブリッジ(昼)
  ロベルト、クララ、ドクター・カールトン・ジュニアを乗せたキャブが、バークレーへ走る。
ロベルトのモノログ「ボクらは、サンフランシスコ市を出た。ベイブリッジを車で渡り、対岸のバークレー市へ」



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126 ロベルトのバークレーのアパート
 キャブ停車。自宅指し示すロベルト。
カールトン「君、うちの側に住んでたの?」

127 アパート内(昼)
ロベルト、クララたちを部屋へ招き入れる。
カールトン「ああっ! あのヌードだ…。
10数年ぶりに、見たよ…」
ロベルト「ドクター・カールトン・ジュニア、この絵を撮ったビデオテープ持ってなかった?」
カールトン「この10数年、引越しを何度かして……、いろんな物を捨ててしまった」
カールトンは、そう言うと、ゆっくりと絵に近づき、絵の中の、チャンのタトゥーを、まじまじと見る。
しばし、彼は沈黙。
カールトン「オオオー!!」
突然、彼が大声を出す。
カールトン「このタトゥー、この図が表わしてるのは、風景だ! 薔薇茎サークル内のデザイン……、これはバークレーの、ある場所から見た、風景だ。サークルの中に星マークがあるね、それが、船のシルエットみたいなものの左端と重なってる。このシルエットは、アルカトラズ島、通称ザ・ロックだよ。サンフランシスコに面した岬に星マーク・・・。これは、財宝さがしかも! 風景が見られる場所へ行きたい」

128 バークレーの丘(夕)
  その場所から、ゴールデンゲート・ブリッジを含むランドスケープが見える。
手前に、ザ・ロック……。その向こうに、サンフランシスコとマリンカウンティを結ぶ、ゴールデンゲート・ブリッジ……。
ロベルト、カールトン、クララのシルエットがゴールデンゲートの向こうの夕日に照らされている。
ロベルト「確かだ。ここから見た風景が、簡略化されて、あのタトゥーのデザインとなっている。きっと、星マークの場所に何かがある」
カールトン「行こう、アルカトラズへ」
  夕日のシルエットになった、ゴールデンゲート・ブリッジは美しい。
ロベルトのモノログ「サンフランシスコのシンボル的存在、ゴールデンゲート・ブリッジとアルカトラズ島に、何かの秘密が隠されているのか…、そう考えるとボクはドキドキした」

129 海(朝)
  モーターボートで、海を渡るロベルト、カールトン、クララの3人。
  アルカトラズ島が近づく。
ロベルトのモノログ「次の日、ボクたち3人は、モーターボートを使って、アルカトラズ島へ上陸した」



130 アルカトラズ島(昼から夜)
  青い空。
岬を歩いている3人。
霧が出る。
  夕日と霧。
ロベルトのモノログ「アルカトラズ島の、サンフランシスコ市フィッシャーマンズ・ウォーフが対岸に見える岬を調査した。
やがて、夜が来た。満月だった。しかし夜霧は深く、特に何の発見もなかった」
空に浮ぶ満月。
  3人は、霧の間から時折見える満月を眺め、ため息をつく。
満月が、次第に、大きくなり始める・・・・・・。
ロベルト「満月が、巨大化してる・・・」
カールトン「いや、月は、別の方角に見える・・・・・・」
ロベルト、霧の夜空を見渡す。
たしかに、月が、別にある。
  巨大化する、光る物体。
霧が、それを隠す。
そして、もう一度、霧の中から現れたのは、満月ではない、・・・宇宙船の下部のライトだ!
ロベルト、カールトン、クララ「UFO!」
 ロベルト、カールトン、クララ、これ以上はないくらいに、口を、ぽかーんと大きく開けている。
ロベルトのモノログ「サラ・サイゴンが見せてくれたビデオでは、この下部ライトから、光の粒子が放射された………と思ってる矢先、ライトがさらに明るくなった」
  宇宙船の下部ライトがさらに明るく。
そして、そこから光の粒子が放射される。
クララ、ドクター・トーマス・レブンワース・カールトン・ジュニアそしてロベルトの3人は次々に光に呑み込まれる。
ロベルトのモノログ「次の瞬間ボクらは、地面を離れ、体ごと浮き上がった」
  3人が、光の中で、宙に浮いている。
カールトン「信じられないよ!」
  宇宙船に吸い込まれる3人。



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131 宇宙船内(室内・夜)
  そこにアカワが居る。
アカワ「やあ」
  ロベルトらは、宇宙船の中で、チャン、ミスター・アカワ、そして、彼のワイフに会う。
  コンソールで、宇宙船を操縦していたのは、人型ロボットだ。
ミスター・アカワ「ボクが言った時間に来れなかったが、みんな、間に合ったよ。グッドジョブ!」
ロベルト「ボクらは、あのタトゥーのデザインが、アルカトラズの岬を示していると判断して、アルカトラズの岬へ行った。そこへ、この宇宙船が来た。岬に何が隠されているの?」
相変わらず、美しいスタイルを持つチャンは、答える。
チャン「ロボットパイロットRP55が話してくれるわ」
宇宙船を操縦していたロボットが、宇宙船を自動操縦に切り替える。
ロボットは、シートから立ち上がると、ロベルトの所へ来る。
ロボットRP55「ワタシは、RP55。ヨロシク。チャンは、中国系アメリカ人の地球人と惑星X3TRI:UP人との間に、1952年に誕生。チャンが3才の時、1人で宇宙船から出た。その時、宇宙船は出発した。出発するしかなかった・・・。ワタシたち・・・、それは、惑星X3TRI:UP人3名と、地球人のチャンの母、そしてワタシ、・・・・・・計5名は、地球の海底にうもれた財宝をさがしていたトレジャーハンターズだった。財宝はある場所にかくしてある、今も。 しかし、地球から600万光年はなれた小惑星の宇宙海賊が、ワタシたちの事を知り、地球まで追ってきた。
  (ここからあとのセリフと同様のイメージが、セリフと同時に映像として流れる)  
  ・・・・・・それで、ワタシたちはいそいで出発した、財宝を残したまま。 チャンが居ない、と気付いた時、すでに宇宙船は大気圏を出ていた。もう、戻れなかった。うしろには、海賊船がせまってきた。彼らのレーザーを受け、ワタシたちの船はエンジンをやられた。ワタシの他の4名は、2組に別れ、脱出用の2人乗り宇宙ボートで脱出。ワタシは気を失い、気が付くと、宇宙を漂流していた」

  RP55が、船内コントロール・パネルを操作。
宇宙船のフロントウィンドウの外に見えていた、アルカトラズの岬の崖が、突然、上下に割れる。巨大な崖が上下に割れると、その割れ目の奥が、トンネルのようになっているのが分かる。宇宙船は、トンネルに入って行く。

132 アルカトラズ(夜)
  上下に割れたアルカトラズ島の中へ入る宇宙船。
  海底トンネルをくぐり抜けていく。

133 ゴールデンゲート・ブリッジ(夜)
ゴールデンゲート・ブリッジ真下の海底にトンネルの出口があり、宇宙船は、そこから、しぶきを上げて水面に出る。
宇宙船の天井ドームが開く。
ロベルトたちは風を受け、フロアに立っている。
RP55「これは、トレジャーハンターズのチームマークだ」
RP55が、自分の腰を指差す。チャンのタトゥーと同じデザインが、RP55の腰にも付いている。
コンクリートで出来た、橋を固定する建造物に、RP55は背中を向ける。
コンクリートの壁面に左右が逆になった、同じデザインの光模様が浮き出る。その部分が大きな穴となり開く。
中にあったのは、「財宝」だ。
信じられないほどの財宝。
RP55「ワタシは、今回、チャンをつれもどすため、なんとか地球に来た。
・・・その財宝は、地球の7つの海に沈んでいたものを、X3TRI:UP星人の技術を使って、引き上げたものだ。
チャンは、X3TRI:UP人のDNAも持つため、地球人とはちがう歳の取り方をする。この財宝をキミたちにも分けようと思う。だから、脱出ボートで脱出し、今も宇宙のどこかで漂流している4名をさがす旅に共に来てくれないか!」

134 宇宙
  星の海を飛ぶ宇宙船。  
ロベルトのモノログ「ボクは、今、窓の外に見える星の海を見ている・・・チャンはもう忘れたかもしれない、彼女の言葉を思い出しながら」
チャン(ロベルトの記憶)「家族というのは芸術ではない・・・、それは、人生の通過点の美しい瞬間の1つ」

135 宇宙船内
  窓の外を見るロベルト。アカワとチャンが会話している。


アカワ「そうだったの・・・」
チャン「そう、RPが教えてくれた。腰のタトゥー、サンフランシスコのチャイニーズ・アーティストの作だって・・・」
ロベルト「そして、ファミリーのマーク」
 チャン、微笑。
ロベルトのモノログ「ボクらは、未知の宇宙へ向かっている」

              

エンド



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